キババとクロロ過去話
これはまだキババとクロロが封印される前のお話。
此処を読んでる方はおそらくご存知かと思いますので二匹の紹介は省略致します。
今からおよそ百年ほど昔。あるケロン星の村にキババというケロン人とクロロというケロン人がいた。この二匹
は従兄弟同士。若干キババのほうが年上である。
クロロは生まれつき真っ黒で、村では気味が悪いと忌み嫌われていた。
そのクロロの従兄弟であるキババは性格がやや凶暴で、村人達からは魔物が取り付いていると言われ、そし
て誰も近づこうとしなかった。
ある夏の日の朝、珍しく空が暗く曇った日、事件がおきる。
村で体が暗い色の者が病で次々と倒れたのである。
理由もわからぬまま倒れた者は死んでいった。
村人達はクロロのせいだと勝手に考え、クロロの住む家に押し入った。
何の事かさっぱりわからぬまま村人にがんじがらめにされたクロロ。
そこにキババが走ってきた。クロロに理由を尋ねる。クロロは首をかしげて困った顔をするだけだ。
キババは村人達に何かの間違いではないのかと言うが、村人達は聞く耳を持たない。
そしてその日の夜、クロロを殺せば村は助かるという案によってクロロは殺される事になってしまう。
しかし、クロロも黙って殺されるような性質(たち)ではない。見張りを少し気絶させてその隙に逃げようと考えた。
そして、見張りが後ろを向いた隙に首の辺りを軽く殴った。見張りは見事に床にぶっ倒れる。
クロロは見張りに「ごめんなさい」と一言いい、隙間から逃げる。しかしその先にも見張りがいた。さっきの見張り
の事がばれたらまずい。仕方なくこの見張りたちも気絶させる事にする。しかし今度は人数が多すぎる。
どうしようかと周りを見回していると、後ろから怒鳴り声が聞こえてきた。
「おい!こいつを閉じ込めていたオリの見張りが気絶させられてる!こいつの仕業だ!!」
ばれた。村人達は目の色を変えてクロロに向かってきた。もう駄目だ。そう思った矢先、見張りたちは後ろから飛
んできた黄色いものに弾き飛ばされ、あちこち斬られて血を流していた。
「クロロ!!おめぇ何やってんだ!!」
キババだ。カギヅメのような手からポタポタと血が滴っている。
「キバ兄ちゃんこそなんて事してるのっ!!」
血の滴る両手を見てクロロも叫ぶ。すると後ろから恐ろしい声がしてきた。
「村長!!この二人…危険すぎます!見てください!この惨状を!!」
見張りの一人が村長を呼んできたらしい。右肩を斬られているらしく痛そうに左手で押さえている。
すると突然村中の人たちがぐるりと二人を囲むように現れた。気づいた時には二匹とも押さえつけられている。
だらりと生気なくクロロは村人につかまれている。クロロから怪しいオーラが出始めた。
キババは、はっとしてクロロを見た。しかしその時にはもう遅かった。クロロは姿形が今までとは打って変わり、半
透明のドロドロした液体のようになり、つかんでいた村人をドロドロの体に取り込んでしまった。
一瞬クロロの形になったかと思うとまたドロドロに戻り、他の村人に襲い掛かろうとした。キババは慌ててそれをと
めた。そして体にまとわり付いてくるクロロに言う。
「そんな事をしたらお前はもっと誤解される。やめろ。俺は誤解されてもいいがお前は誤解されてはいけない。」
ドロドロの液体がクロロに戻っていく。…と同時に周りから網が飛んできて二匹を捕らえた。
「お前達は危険すぎる。今のわしらの力ではどうしようもない。制裁は未来で受けるが良い」
そしてクロロは子供の姿のまま、特殊な祠(ほこら)に封印された。そしてその地から遠く離れた所に卵に還元さ
れたキババも封印された。
後にキババはケロン軍に発見され、暗殺兵として教育された。クロロは祠ごと別の星に飛ばされていたらしく、と
ある星でバナナ小隊に発見された。
…とまぁキババとクロロの過去話でした。う〜〜ん、途中少しグロチックでしたかね?すみませんねぇ、ふらんすぱんは文章力が大きくかけているので読みにくくて……